【比較】全世界株式インデックス|eMAXIS Slim 対 SBI

雪だるまお金

 iDeCoや積立NISAで人気がある全世界株式インデックス、その中でも代表的な「eMAIS Slim全世界株式インデックス:オールカントリー」と「SBI全世界株式インデックス:雪だるま」のどちらを選択するか悩む人は多いと思います。どこが違うのか比較したので解説します。

広告

どこが違うのか?

信託報酬の違い

eMAXIS Slim全世界株式インデックス(愛称:オールカントリー)とSBI 全世界株式インデックス(愛称:雪だるま)の信託報酬の違いを表にしました。
わずかな差ではありますが、雪だるまの方が安い設定になっています(2021年8月6日)。
ただし、eMAXIS Slimシリーズは業界最安値を言及しているので、今後は信託報酬を値下げする可能性があります、そうなればSBIも値下げするかも?
私は、ここまで信託報酬が安いのであれば信託報酬の違いは気になりません。

ファンド名信託報酬指数
eMAXIS Slim 全世界株式0.1144%MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み)
SBI・全世界株式インデックス0.1102%FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
eMAXIS Slim 先進国株式0.1023%MSCI-KOKUSAIインデックス(円換算ベース)

投資対象ファンドの違い

eMAXIS Slim全世界株式インデックス(愛称:オールカントリー)はMSCIオールカントリー・ワールドに、SBI 全世界株式インデックス(愛称:雪だるま)はFTSEグローバル・オールキャップを投資対象としています。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、MSCIワールドから日本を除いたMSCI -KOKUSAIインデックスを投資対象としています。

ファンド名信託報酬指数
eMAXIS Slim 全世界株式0.1144%MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース、配当込み)
SBI・全世界株式インデックス0.1102%FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
eMAXIS Slim 先進国株式0.1023%MSCI-KOKUSAIインデックス(円換算ベース)
広告

各EFTの違い

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは?

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスは、先進国23カ国と新興国26カ国の49カ国の大型株と中型株で構成される株価指数です。
世界全体の株価動向を知るのに広く利用されている株価指数で、11のセクターにまたがる2,700を超える銘柄を投資対象としている。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに含まれる先進国23カ国
アメリカ大陸米国、カナダ
欧州・中東オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国
太平洋地域オーストラリア、香港、日本、ニュージーランド、シンガポール
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに含まれる新興国26カ国
アメリカ大陸アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー
欧州・中東・アフリカチェコ共和国、エジプト、ギリシャ、ハンガリー、ポーランド、カタール、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、アラブ首長国連邦
アジア中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、パキスタン、フィリピン、台湾、タイ

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスとは

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスは、イギリスのFTSE社が提供している指数です。
先進国と新興国を対象としており、約7,600銘柄を投資対象としています。
FTSEとMSCIオール・カントリー・ワールドインデックスの違いは、FTSEは小型株も対象して組入れ銘柄数が多いことです。

MSCI-KOKUSAIインデックスとは

MSCI ワールド指数から日本を除く主要国の株式を対象とする指数です。
MSCI ワールド指数は先進国23カ国に上場する大・中型株を対象として1,631銘柄で構成されています。
先進国の株式市場の動向を知るために最も利用されている株価指数といわれています。

MSCI-KOKUSAIインデックス指数は次の22カ国を投資対象としている
  • オーストラリア
  • イスラエル
  • オーストリア
  • ベルギー
  • カナダ
  • デンマーク
  • フィンランド
  • フランス
  • ドイツ
  • 香港
  • アイルランド
  • イタリア
  • オランダ
  • ニュージーランド
  • ノルウェー
  • ポルトガル
  • シンガポール
  • スペイン
  • スウェーデン
  • スイス
  • 英国
  • 米国

新興国株式インデックスは組入れに必要か?

新興国株式インデックスとは?

新興国株式インデックスの代表的な株価指数は、MSCI エマージング・マーケット・インデックスです。
新興諸国の株式市場26カ国の大型株と中型株を対象として1,198銘柄に投資している。
構成比率は、次のようになっている。

エマージング・マーケット

出典:投資信託の投資資料館

全世界(先進国+新興国)、先進国、新興国ETFの推移

MSCIワールドは先進国株式ETF
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは新興国株式ETF
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは全世界株式ETF

 

世界株式のETF

出典:モーニングスター「資産形成ことはじめ(5)」

 

全世界株式と先進国の差異が少ない
  1. どちらも組入上位銘柄にアップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、グーグル、テスラ、JPモルガンがトップ10に入っている
  2. 全世界株式では、中国が上位の組入国として入っているが、その比率は5%に届かず、その他の新興国は全体の中に薄れている
  3. 時価総額加重平均方式で作られているため、時価総額の大きな企業は先進国に多く存在するため新興国株式の影響が少ない
  4. 新興国のGDP成長率が、新興国の株式市場が発展途上のため株価に反映されていない
新興国株式の値動きが荒い
  1. 新興国株式は時価総額が先進国株式と比べ低いため、世界経済(特に米国)の影響を受けやすく変動幅も大きい。
  2. グラフで見ると新興国株式が先進国株式や全世界株式より高いリターンをだしているように見えるが投資効率(シャープレシオ)で見ると、リターンに比べリスクが高くシャープレシオは低くなる

新興国株式は先進国株式と組み合わせるのがベスト

新興国株式は今後も人口増加に伴い高いGDP成長が期待できるため投資対象としては魅力的である。
しかし、株式市場が未熟で時価総額が小さいため世界経済の影響を大きく受けリスクが高い、そのため単独で保有するより先進国株式と組み合わせる運用、つまり、全世界株式、あるいは先進国株式+新興国株式として運用する方が投資効率は高くなる。