楽天・米国レバレッジバランス・ファンド、愛称:USA360の投資方法は一括と積立てのどちらが運用実績が良いか比較した。
USA360とは
USA360は、楽天・米国レバレッジバランス・ファンドのことで、愛称:USA360と呼ばれています。
米国の株式と債権に分散投資します
USA360は、株式1に対し、債権3の割合で配分されています。
出典:楽天投信投資顧問
純資産総額の90%程度を米国株式に配分し、残りの10%を先物取引を活用することで、 純資産総額の270%程度を米国債券へ投資します。
出典:楽天投信投資顧問
USA360の360の意味は、米国株式90%と先物取引を活用した米国債権270%をたした360%のことです。
レバレッジをかけるのは値動きの少ない米国債権だけなので安心です。
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米国株式は
米国株式の約3,500銘柄に投資をするバンガードETFⓇである「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」です。
米国の投資できる大企業だけでなく、中小企業まるごとに投資できるETFです。
5月の運用実績
米国債権は
米国債権は、米国5年国債先物と米国10年国債先物です。
5月の運用は
出典:楽天投信投資顧問
投資効率が理想的なファンド
債券部分でレバレッジをかけることで、運用リスクにあたる振れ幅は米国株式と同程度のままを維持しながら、リターンは上昇し、効率的な運用(運用リスクに対するリターンの割合が高い)となっている。
出典:楽天投信投資顧問
株式と債券という値動きが異なる資産に分散投資を行うことにより、ポートフォリオの運用効率の向上(リスクに対するリターンの上昇)を図り、さらに、先物取引を活用して純資産総額の360% (3.6倍)相当額の投資を行うことで、ポートフォリオの優れた運用効率を維持したまま、より高いリター ンの獲得を目指します。
出典:楽天投信投資顧問
USA360への投資方法は?
積立て投資 (計測期間は1989/9/1~2019/8/31)
このパフォーマンスは、シミュレーションであり、実在するポートフォリオのパフォーマンスではありません。
積立期間30年間、USA360に毎月3,000円積立てたと仮定すると、積立金額は108万円、評価額は約2,727万円となり約25倍になった。
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一括投資 (計測期間は1989/9/1~2019/8/31)
このパフォーマンスは、シミュレーションであり、実在するポートフォリオのパフォーマンスではありません。
運用期間30年間、USA360に100万円一括投資したと仮定すると、評価額は約11,168万円となり約112倍になった。
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まとめ
- USA360のレバレッジをかけるのは米国債権だけで、米国株式にはレバレッジをかけていないので値動きは比較的少なく、効率的な運用(リスクに対するリターンの割合が高い)となっているため一括投資の方が運用実績が良い。
- まとまった資金が無い場合は、積立投資でも長期運用することで高いリターンが期待できる。
- 米国債権に対してレバレッジをかけていることは、米国債権の下落時はマイナスの影響を与える懸念があるが、株価暴落時はヘッジとして機能しプラスの影響もある。
- 短期運用ではなく、長期運用向きと考える。