米国経済の見通し「2021年」、ワクチン、トリプルブルーで追風

アメリカ連邦議会番外編

 1月20日に大統領が正式に決まる、新型コロナウイルスにはワクチン、そして貿易摩擦削減と脱炭素への取り組み。先の見える米国経済と株式市場にダウ、ナスダック、S&p500は高値更新が続く今後の展開を読む

 

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1つ目の懸念である米国大統領

トランプ大統領が初“敗北宣言”政権移行に協力表明(2021年1月8日)

 

トランプ 大統領が1月7日やっと敗北宣言を公に認めた。

トランプ大統領は、新政権が1月20日に発足するという選挙結果を議会が認定した、「私はなめらかで整然とした、途切れることのない政権移行に注力する。今は癒やしと和解の時だ」と述べた。

新大統領になるジョー・バイデンはトリプルブルー(上下院両院で多数派を民主党が確保)を追い風に迅速で合理的な経済政策を採ると予想できる。

現在、予想される政策は次のような分野への積極的な投資である。

アメリカ

 

  • 景気刺激策
  • 失業者や資金の乏しい自治体への支援
  • 貿易関係の改善
  • 再生可能エネルギーなど

 

新型コロナウイルスの感染者は未だに増え続けているが、すでにワクチン接種が進み4月には集団免疫ができると予測されている。

ワクチンによる効果が順調に進めば、1年以上続いた新型コロナウイルスとの戦いが終息することになる。

エコノミストたちは、2021年は明るい見通しをしている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査に答えたエコノミストたちは、2020年に2.7%のマイナス成長だった米経済が2021年は3.7%のプラスに転じると見込んでいる。

ゴールドマン・サックスも、S&P500種株価指数が年末までに4600まで上昇すると見込んでいる。

 

ジェローム・パウエル議長率いるFRB(米連邦準備理事会)は、米経済と国際資本市場の両方を支えるために必要なことは何でもすると確約している。

超低金利を維持し、公開市場での資産購入や融資の拡大策も続ける構えだ。

パウエルは2020年12月1日に議会で、FRBは今後も「あらゆる手段を動員して」景気を支えると表明した。今の超低金利が続くなら、財政難の自治体や資金繰りの苦しい企業や消費者は債務の借り換えや新規の借り入れをしやすい状況が続くことになる。

2021年もFRBは金融政策でアメリカ経済を支えていくことになる。

 

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「ナスダック」は「ダウ」と共に成長を続ける

ホテル

 

治験によるワクチンの有効性は90%以上であり、治験通りにワクチンの効果が認められれば、どんな法律よりも経済の再生に役立つのは間違いないことである。

今まで、ロックダウンなど政府の規制や国民の消費抑制によって、現実の経済活動は大きく損なわれていた、特にホテルやレストラン、スポーツジム、輸送、小売りなど「人手」に依存する業種である、これらの業種が急速に回復するだろう。

経済回復で個人消費が増え、物が売れるとIoTの影響によりコロナ需要で成長したITやDXの企業はさらに成長することが予測されている。

つまり、ワクチン効果による米国株式市場の復活の主役は「米国のバリュー企業の集合体であるダウ」であるが、それは「IoT、ITやDXの企業の集合体であるナスダック」の成長にも寄与することになり、ダウ・ナスダック・S&P500が共に成長を続けることになる。

 

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バイデン新大統領の政策

連邦議会

 

捻れ連邦議会が解消され、トリプルブルーになったことでバイデン政権は力強い経済成長に向けた政策を実行することになる。

これらは選挙公約で期待できる政策である。

  • 学生ローンの返済免除策。家賃も払えない大卒の若年層にとっては大きな救いとなるに違いない。
  • 貿易面では、良好な国際関係の再構築に向けた合理的な取り組みが期待される。バイデン自身には過去に保護主義に傾いた時期もあるが、トランプに比べればずっと自由貿易を支持している。
  • 環境政策、とりわけ脱炭素化に向けた取り組みだ。バイデンは既に、アメリカは温暖化ガス排出量を削減するパリ協定に復帰すると明言している。
  • 脱石油や省エネ、クリーン・エネルギーの普及に向けた税制改革なども進むと思われる。

 

株式市場は、すでにこの政策を折り込み始めていて、現に電気自動車専業のテスラなどの株価は政府の支援を見越して高騰。自然エネルギー系企業も高騰している。

コロナの危機が終息するかどうかは、すべてがワクチンの効果しだいである。治験が正しく行われたのであれば90%以上の有効性はかなり期待できる。ただ、急いで承認したことで時間が経ってからでる副作用を検証していないことが唯一の懸念である。

番外編
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