関節可動域表示ならびに測定法、一般人向けに紹介します。

関節可動域測定医療

こんにちは

医療・介護・福祉現場で行っている検査、「関節可動域測定」について紹介します。

関節可動域測定は、現場では略して「ROM」と言っていることが多いです。

関節可動域測定(Range of motion test)=ROMは同じです。

 

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目的

関節可動域測定は、関節の可動域(動く範囲)を測定します。

その目的は

1.関節の可動域を測定することで、異常を発見する。

2.関節の角度を数値化にすることで、治療効果の判定ができる。

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2つの測定方法

関節可動域測定は2つの測定方法があります。

それぞれ目的が違いますが一般的には他動で測定します。

自動

自分の力で関節を動かしたときの関節の動く範囲

他動

他人(リハビリの人)が関節を動かしたときの関節の動く範囲

 

※関節可動域測定は、自動で測定すると筋力の要素も加わるので、関節の可動域だけの要素を見るときは、他動で測定します。

※実際の動きとして治療効果を判定するときは、自動で測定します。

 

測定値の表示

測定値は5度単位で記録します。

例えば、62度 → 60度 、67度 → 65度となります。

 

関節可動域の表示

1.上肢

関節動き角度動きの説明
屈曲180前方に手を上げるときの肩の角度
伸展50後ろに手を伸ばすときの肩の角度
外転180身体の外側へ手を上げるときの肩の角度
内転0身体に手を着けるように動かす肩の角度
屈曲145肘を曲げたときの肘の角度
伸展5肘を伸ばしたときの肘の角度
屈曲90手のひらの方へ動かしたときの手首の角度
伸展70手のひらと逆の方へ動かしたときの手首の角度

 

2.下肢

関節動き角度動きの説明
屈曲125前方へ足をあげたときの股関節の角度
伸展15後ろ(お尻側)へ伸ばしたときの股関節の角度
外転45足を開脚(広げた)ときの股関節の角度
内転20足を閉じた方向へ動かしたときの股関節の角度
屈曲130膝を曲げたときの膝の角度
伸展0膝を伸ばしたときの膝の角度
底屈45足を足裏方向へ動かしたときの足関節(足首)の角度
背屈20足をそったときの足関節(足首)の角度

 

3.頸部(くび)

関節動き角度動きの説明
屈曲60頭を前方へ曲げたときのくびの角度
伸展50頭を後ろへそったときのくびの角度
回旋60頭を右へねじったときのくびの角度
回旋60頭を左へねじったときのくびの角度
側屈50頭を右に倒したときのくびの角度
側屈50頭を左に倒したときのくびの角度

 

4.胸腰部(体幹)

動き角度動きの説明
屈曲45体を前方へ曲げたときの体の角度
伸展30体を後ろへそったときの体の角度
回旋40体を右へねじったときの体の角度
回旋40体を左へねじったときの体の角度
側屈50体を右へ倒したときの体の角度
側屈50体を左へ倒したときの体の角度

 

※各関節の角度は参考値(目安)であり、正常値ではありません。その角度に達していないから異常ではありません。

※関節可動域は年齢が高くなるほど狭くなり、また男女では男性の方が狭い傾向があります。