リハビリテーションとは?PT・OT・STを目指している人に

リハビリテーション医療

こんにちは

リハビリテーションとは?

リハビリテーションを目指している学生さんや看護学生、臨床実習生に説明している内容です。

当然、学校の授業で教えていただいていると思いますが、現場30年働いてきた生の声としての「リハビリテーション」とは?を説明します。

 

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リハビリテーションとは

WHO(世界保健機関)による定義

「能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するための、あらゆる手段を含む」

↑の定義が最も有名です。

ただ、表現が難しく説明しづらいということで私はこのWHOの定義を使っていません。

表現が難しいというだけでなく、定義の中に改善という言葉が入っている点も合わないと思っています。

リハビリテーションの分野は、改善を目的とした領域だけでなく、がんのリハビリテーション・呼吸のリハビリテーションなど能力低下していく状態でもリハビリテーションを行います。

上田 敏先生の定義(1996)

「新しい生き方を創る」という定義で私は説明しています。

この定義を知っている人はベテランさんだけだと思います。

かなり前からリハビリテーションとは?の定義として忘れられた存在になっています。

私は、とても気にいっています。何より説明しやすいので使っています。

 

Q人は、何を目標に生きているのでしょうか?

Aどんな状態の人であっても幸せを求めて生きているのです。

 

Q今の生き方が人生のすべてですか?

例)仕事:リハビリ、移動手段:車、徒歩、自転車

A違います。幸せを達成するための1つの手段です。

例えば):私は仕事はリハビリ、通勤は車を選択している。

 

Q目標と手段の関係はどちらが重要ですか?

A目標があって手段がある、また、目標は1つでも手段は複数ある。

 

⭐️ 解説 ⭐️

・幸せになりたいという目標があって、それを達成するための1つの手段として仕事はリハビリ、通勤は車を選んでいる。

・幸せになるための手段である、今の生き方がもしダメになっても、それにより幸せになれなくなったわけでなく、1つの手段を失っただけである。

・障害を持って能力低下が見られても、その人らしい新しい生き方(手段)を患者と一緒に創造して創ることがリハビリテーションです。

 

例えば):歩くのは移動するための1つの手段です。歩けなくなったら車椅子を使えば移動することができます。大切なのは、手段にこだわることでなく目標を達成することです

 

とはいえ、今まで1番良いと思う手段で生きてきたのを、新しく変えるということは大変なことです。

もう1度、患者にとって何が幸せかを見つめ直し「新しい生き方を創る」を一緒に関わっていくことがリハビリテーションです。と伝えています。

 

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リハビリテーションはプラスの医学

リハビリテーションはプラスを増やす医学です。

この言葉も知っているのはベテランの人だけだと思います。

一般の医学はマイナスを治す医学です。

マイナスなところ、悪いところを治すということです。

例えば):頭が痛い→頭痛を治す

リハビリテーションはプラスを増やす医学

例えば脳卒中により右上肢が重い麻痺になり、利き手が使えなくなったときは?

リハビリテーションでは、左上肢を利き手にする練習をします。左上肢は正常なんですがリハビリテーションでは治療の対象になります。

一般の医学とは違うところです。

写真のように足を骨折して歩けなくなったら、リハビリテーションでは両松葉杖を使えるように両手の筋力強化を行い移動できるようにします。両上肢は正常なのに治療の対象になります。

 

例えば、両手・両足で4ポイントの機能が交通事故で両足の機能を失う、つまり2ポイント少なくなった状態になりました。

運動機能が半減したのです。リハビリテーションで両手2ポイント→4ポイントになるように(手が足の機能を補うように)練習し半減した運動機能を回復させることができます。

それがリハビリテーションのプラスを増やす医学です。

 

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PT・OT・STの役割分担

PT(理学療法士)

身体の部位で分けているところでは、上肢以外の部分のリハビリテーションを行います。

理学療法は、運動により身体能力を高めるリハビリテーションを行い、日常生活動作では移動動作を担当することが多いです。

OT(作業療法士)

身体の部位で分けているところでは、手の動作や指の細かい動作を中心に行うことが多いです。

理学療法によって改善した運動機能を、日常生活の自立度につながるようにリハビリテーションを行うのが作業療法士です。

分かりづらいと思いますが、患者1人1人状態が違うので現場で話して分業していることが多いです。

また、作業療法士の特徴として、精神分野のリハビリテーションを行います。

 

ST(言語聴覚士)

話す、聞く、食べるのスペシャリストです。

言語聴覚士はことばによるコミュニケーションに問題がある人にリハビリテーションを行います。

また、摂食・嚥下の問題にも専門的に担当することが多いです。

 

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