金融庁の最低限身につけるべき金融リテラシーを簡潔に説明

金融庁お金

金融庁から「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)が2013年11月29日に発表されているが、国民に広く認知されていないのが現状です。できるだけ簡潔に解説します。

金融リテラシー(知識・判断力)の基本

金融リテラシーとは?

私たちは、毎日の生活の中で様々な形でお金に関わって暮らしています。

しっかりとした生活基盤をもって生活していくためには、お金を上手に管理したり、注意深く使ったりすることが重要です。

そのためには、お金について十分な知識をもち、お金との付き合い方について適切に判断する力が必要です。

このようなお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことを「金融リテラシー」と言います。

金融リテラシーの基本は「家計管理」と将来を見据えた「生活設計」

  • 家計管理

将来を見据えた生活設計を立てるためにも、月々の家計で黒字にすることが基本になります。

月々が赤字では将来を見据えた貯蓄や資産形成ができません。

  • 将来を見据えた生活設計

将来設計

出典:金融庁「基礎から学ぶ金融ガイド」

特に支出として大きいのが人生3大支出と呼ばれる次の3つです。

  1. 老後資金:公的年金だけでは、老後2,000万円不足する
  2. 教育費:すべて国公立〜すべて私立で変わるが、1人1,000〜2,400万円必要
  3. 住宅購入費:マンション、戸建て、立地により変わるが、3,000〜5,000万円必要

最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)

家計管理 

1.適切な収支管理 (赤字解消・黒字確保)の習慣化 

→月々の収支を黒字にするところから始まるので、1番大事なところです。

生活設計 

2.ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解

→人生の3大支出に備えましょう。

金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択 

【金融取引の基本としての素養】

3.契約にかかる基本的な姿勢の習慣化 

→自分が理解できない時は手を出さないのが安全です。

4.情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できる者であるかどうかの確認の習慣化 

→大手を選ぶ方が安全です、また、ネットで利用者の声を参考にするのも良いと思います。

5.インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解 

→今はインターネットが手数料が安く取引が多くなっています。対面取引が安全とも限りません。インターネットでも、電話対応などで丁寧に対応してくれるところが多いです、事前に困った時に電話対応してくれるか確認しましょう。

【金融分野共通】

6. 金融経済教育において基礎となる重要な事項 

(金利(単利、複利)、インフレ、 デフレ、為替、リスク・リターン等) や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解

→インフレ、デフレ、為替までを初めから理解して行う人は少ないと思います。取引することで情報も集まり少しずつ理解できてきます。初めは少額で取引する方が安心できます。

7. 取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解

→税金は利益が出た時に発生しますが、証券会社に支払う手数料は赤字に関係なく支払わなくてはなりません。同じ運用リターンなら手数料が安いのを選びましょう。

【保険商品】

8.自分にとって保険でカバーすべき事象 (死亡・疾病・火災等)が何かの理解 

9.カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解

→保険は、4大支出と言われるほど人生トータルで考えると大きな支出になります。保険は必要最小限にしましょう。

【ローン・クレジット】

10.住宅ローンを組む際の留意点の理解

①無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てることの重要性

②返済を困難とする諸事情の発生への備えの重要性 

11.無計画・無謀なカードローン等やクレジットカードの利用を行わないことの習慣化

→日本人は、新築住宅と新車に見栄を張ることで生活設計が苦しくなっているようです。

【資産形成商品】

12.人によってリスク許容度は異な るが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解

13.資産形成における分散 (運用資産の分散・投資時期の分散)の効果の理解

14.資産形成における長期運用の効果の理解

→資産形成は、経験することで理解していきます。投資に対する考え方やリスク許容度は十人十色で正解があるわけでは無いです。初めは少額から始め勉強しながら経験することが重要と考えます。

外部の知見の適切な活用

15.金融商品を利用するにあたり、 外部の知見を適切に活用する必要性の理解

→外部の知見で重要なのは、いろいろな情報と考え方を知ることだと言われています。最後は自己決定で自己責任になります。一部の専門家やカリスマの意見を信じ込むのは危険なので注意してください。