高齢者の健康づくり、厚労省の医療・介護データに基づいた知見

介護健康

地方自治体における医療・介護情報のデータは、最終的には厚生労働省に集約され保健事業や介護事業を進めるために活用される。そのデータから分かることを、高齢者の健康づくり・介護予防の視点で解説する。

 

 

 

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医療の受療傾向

年齢階級別受療率(外来・入院)

疾病全体で見ると、外来受療率は壮年期から加齢に伴い増加する傾向にあり、また、入院受療率は後期高齢期 において増加する傾向にある。

 外来 

外来

 入院 

入院

 

 

高齢者の疾病分類別受療率(外来・入院)

高齢者における疾病分類別の受療率をみると、外来受療率では循環器系の疾患及び筋骨格系の疾患の割合が 高く、入院受療率では循環器系の疾患が高くなっている。

 外来 

外来疾患

 

 入院 

入院疾患

 

 

循環器系疾患の受療率(外来・入院)

循環器系疾患については、高血圧性疾患、心疾患(高血圧性のものを除く)、脳血管疾患の外来受療率が壮年期 から加齢に伴い増加し、入院受療率は後期高齢期に増加している。

 外来 

循環外来

循環器系の疾患の外来受療率は壮年期から加齢に伴い増加し、入院受療率については 後期高齢期に増加する傾向である。

→高血圧性疾患などのリスクを抱えている人は、後期高齢期にそのリスクが顕在化し、脳血管疾患などによる入院につながっていると考えられるため、壮年期からの生活習慣病予防に努め重症化しないように取り組むことが重要である。

 入院 

循環入院

 

 

筋骨格系の疾患の受療率(外来・入院)

筋骨格系及び結合組織の疾患等については、脊柱障害及び関節症の外来受療率が壮年期から加齢に伴い増加しており、骨折の入院受療率が後期高齢期に増加している

 外来 

筋肉骨格外来

 

脊柱障害及び関節症の外来受療率が壮年期から加齢に伴い増加し、高齢期において骨折の入院受療率が増加する傾向である。

→体を動かさないことによる心身機能や運動機能の低下予防を行い、要介護状態等にならない取り組みが重要である。

 

 入院 

金骨格

 

 

高齢者の医療サービスを利用する頻度

高齢期においては、加齢に伴い、週に1回以上医療サービスを利用する割合が増加する傾向にある。

医療サービスの頻度

 

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高齢者の介護保険の受給状況

年齢別の受給者数の割合

 

受給者

 

 

介護保険の受給者・認定者数は、75歳を過ぎると増加しており、認定者数は65~74歳の者と比較して約7倍となっている。

要介護

【出典】厚生労働省

 

介護が必要となった原因

介護が必要となった主な原因では、要介護者では「脳血管疾患(脳卒中)」が最も多く、次いで「認知症」となってお り、要支援者では、「関節疾患」が最も多くなっている。

 

介護が必要

 

高齢期に受療率が高い疾患が、介護が必要となった主な要因としても上位にあがる傾向である。

→循環器系の疾患や筋骨格系の疾患を発症し、それにより介護が必要とされる状態につながっていると考えられる。それら疾患の予防が介護状態にならない対策となる。

 

 

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高齢者の健康づくり(保健事業や介護予防事業の活用)

保健事業の活用

健診・保健事業に参加して、専門家の意見も聴きましょう。

健診・保健事業の専門家は、高齢者の心身の特性を把握する適切な科学的知見の蓄積を持っています。

糖尿病や高血圧性疾患などの生活習慣病の基礎疾患がある方は、適切な受診をして重症化を予防しましょう。

運動機能や認知機能の維持・回復等に向け、生活習慣を見直し、必要があれば介護予防の取組に参加しましょう。

 

介護予防事業の活用

介護予防事業の活用は、機能回復訓練の参加で終わるのでなく、 地域の中に生きがい・役割を持つなど社会参加へ繋げることが重要です。

体操などを行う住民運営の通いの場に参加して、人と人と のつながりを通じて地域づくりを推進しましょう。

介護予防事業には、リハビリテーション専門職等も関わっています、専門職を活用し効果的な体操を行いましょう。

 

もばら百歳体操、厚生労働省も推奨するスロトレ理論で効果は絶大
茂原市には、“もばら百歳体操”があります。この体操には私も関わりましたが、“もばら百歳体操”はスロトレと運動制御の理論が背景にあります。この理論とポイントを理解して行うと効果が絶大です。スロトレは厚生労働省も推奨する安全な運動です。
健康寿命を伸ばす、フレイル予防は、社会参加、食・口腔機能、運動
健康寿命を伸ばすのはフレイル予防するのと対策は同じです。高齢者になると就労で社会と関わる機会が少なくなるため、家に閉じこもることが多くなります。そこからフレイルが始まり健康寿命を伸ばすことができません。食や運動が健康な身体づくりに重要なのは当然です。コロナ禍ではありますが社会との関わりを意識した生活を過ごしましょう。

 

健康
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