老後、「生きがい」とか「趣味」は必要ない

老後番外編

老後で検索すると「生きがい」とか「趣味」が上位にくる。テレビでも、それらを促すような番組やCMが多く放送されている。しかし、老後を過ごしている人達は、それらを幸福度として重視していない。

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老後を過ごしている人は、幸福度として何を重視しているか

内閣府が「幸福感」を把握するため平成22年度に国民生活選好度調査を行った。

その調査の中で問3に幸福感を判断する際に、重視した事項は何ですかという質問があった。

 

幸福度

出典内閣府「平成21年度国民生活選好度調査」

 

結果は、⬆︎のグラフの通りであるが、「健康」、「家族」、「家計」が上位であり、「生きがい」や「地域」などは下位であった。

 

また、上位である「健康」、「家族」、「家計」の3つは、40歳以降は不動のベスト3となっている。

 

幸福度の年齢別出典内閣府「平成21年度国民生活選好度調査」

 

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なぜ老後の生き方に不安を抱くのか?

国民生活選好度調査によると

40歳以降ずーっと幸福度として重視しているベスト3は「健康」「家族」「家計」であり、老後も変わらない。

では、なんで老後に「生きがい」が必要だとか、「趣味」を持っていないと楽しく過ごせないと思い込んでいるのか?

 

テレビによる洗脳

精神科医の和田秀樹氏は、著書『テレビに破壊される脳』(徳間書店/刊)のなかで、テレビを“マインドコントロールマシン”と呼び、私たちがテレビに洗脳されている実態を指摘している。

老後は「田舎暮らしでスローライフ」、「観光地でペンション経営」、「田舎で農業」、「蕎麦屋」、「カフェ」など今までとは違う生き方を促すテレビ番組を放送し、たまたま上手く行った人達なのに老後は田舎暮らしすると幸せですよと洗脳している。

YouTubeはテレビ番組と比べて実体験を動画にしているため、田舎暮らしの失敗例や田舎暮らしはスローライフにならないことなど伝えてくれる。

CMでも、老後は「夫婦で旅行しよう」、「資産運用を始めよう」と、退職金として得たお金を浪費させようと洗脳する。

老後も、テレビに洗脳されることなく、幸福度として重視するベスト3の「健康」「家族」「家計」を大切に考えましょう。

 

日本人の宗教観

日本人の宗教観は、日本人の生き方に大きな影響を与えていると考える。

日本は、宗教の自由を選択しており様々な宗教を受け入れ、クリスマスと初詣を楽しめる。

生き方としては、「人間はこう生きるべし」「正しい生き方はこうあるべき」的なものは無く、他人と比べ、他人を意識して生き方を決めているところがある。

そのような気質が、日本人はテレビに洗脳されやすい要因と言われている。

 

日本人の宗教観、世界との比較
日本人の宗教観、世界との比較について記事にしました。日本の宗教は憲法で保障されている宗教の自由があり、日本人は異国の神を受け入れクリスマスや初詣など宗教から別として慣習を楽しむ文化がある。