S&P500インデックスはiDeCoや積立NISAで最も人気がある投資信託である。過去30年の平均リターンは9%を超え資産形成には最適な投資先であると伝説の投資家たちも推奨している。このS&P500の4つの魅力を紹介します。また、レバレッジ有無の比較をしました参考にしてください。
S&P500の4つの魅力
S&P500の採用基準のハードルが高い
S&P500の採用基準は、次のようになります。
3つの採用基準をクリアした企業しかS&P500に採用されません。
つまり、S&P500の企業は黒字体質の企業ばかりです。
業績が良ければ、それにともなって株価も上がります。
そういう企業500社が集まったインデックスですから株価が安定して上がっていくのも理解できます。
つまり、S&P500の企業は黒字体質の企業ばかりです。
業績が良ければ、それにともなって株価も上がります。
そういう企業500社が集まったインデックスですから株価が安定して上がっていくのも理解できます。
S&P500は米国株式市場全体の80.2%を占めている
S&P500は時価総額で米国株式市場の約80%を占めており、業種も分散されています。
S&P500は米国株式市場を代表する大企業で、それに中小型企業の全部を含んだのが全米株式インデックスです。
中小型企業を含んだ「全米株式インデックス」にするか、大企業500社である「S&P500インデックス」にするかの議論は分かれるところで正解はありません。
様々な統計を見てもそんなに差がないので、好みで選んで良いと思います。
S&P500は米国株式市場を代表する大企業で、それに中小型企業の全部を含んだのが全米株式インデックスです。
中小型企業を含んだ「全米株式インデックス」にするか、大企業500社である「S&P500インデックス」にするかの議論は分かれるところで正解はありません。
様々な統計を見てもそんなに差がないので、好みで選んで良いと思います。
出典:大和アセットマネジメント
S&P500にある会社の海外売上高は47%以上
株式市場としては米国だけとなりますが、S&P500に採用されている会社の海外売上高は47%以上となっており、売り上げベースではグローバルと言えます。
米国株だけですと地域分散がされていませんが、S&P500の銘柄は世界的な企業が多く海外売上高が47%を超えています。
米国株ではありますが海外売上高からみると世界の企業に分散投資しているのと同じ効果があります。
米国株だけですと地域分散がされていませんが、S&P500の銘柄は世界的な企業が多く海外売上高が47%を超えています。
米国株ではありますが海外売上高からみると世界の企業に分散投資しているのと同じ効果があります。
出典:大和アセットマネジメント
過去30年、安定したリターンを
S&P500は次のチャートのように安定した右肩上がりで推移しています。
米国株式市場の時価総額で80%を超える大企業500社の安定感は素晴らしいです。
海外売上高47%超える地域分散の安定感も素晴らしいです。
米国株式市場の時価総額で80%を超える大企業500社の安定感は素晴らしいです。
海外売上高47%超える地域分散の安定感も素晴らしいです。
S&P500の30年チャート(1991年8月3日〜2021/8/3)
S&P500の年平均リターン
年平均リターンは、30年チャートを見て分かるように、どの期間で区切って計算するかで変わります。
30年間の年平均リターンは9%を超えています。
この安定した収益率がこのインデックスが選ばれる理由ではないでしょうか!
30年間の年平均リターンは9%を超えています。
この安定した収益率がこのインデックスが選ばれる理由ではないでしょうか!
レバレッジ有無の比較
S&P500のパフォーマンスが素晴らしいことはご存知の通りですが、レバレッジを効かせると騰落率やシャープレシオ(投資効率)がどうなるか?
レバレッジ有無の比較をします。
できるだけ条件を揃えるために、どちらも大和アセットマネジメントのiFreeシリーズで比較しました。
レバレッジ有無の比較をします。
できるだけ条件を揃えるために、どちらも大和アセットマネジメントのiFreeシリーズで比較しました。
3年チャートの比較(2021/8/20調査)
青色がレバレッジなしのS&P500です。
オレンジ色がレバレッジありのS&P500です。
レバレッジありは2倍のレバレッジのためリスク(変動幅)が高くなっています。
3年チャートでみる限りは、レバレッジを効かせた効果は微妙だと思います。
私はそう感じましたが、どう判断されますか?
オレンジ色がレバレッジありのS&P500です。
レバレッジありは2倍のレバレッジのためリスク(変動幅)が高くなっています。
3年チャートでみる限りは、レバレッジを効かせた効果は微妙だと思います。
私はそう感じましたが、どう判断されますか?
騰落率、シャープレシオ、信託報酬の比較(2021/8/20調査)
騰落率はレバレッジありの方がリターンが高くなっています。
リターンでけみるとレバレッジありの方を選びたくなりますが、シャープレシオをみるとレバレッジを効かせることで投資効率が悪くなっています。
とはいえ、シャープレシオは1を越えていれば優秀なファンドと評価されるので2.85は決して悪い数値ではなく良い数値です。
ただ、NASDAQ100やNYダウに比べるとレバレッジを効かせる効果が少ないように感じました。
また、私の場合はiDeCoや積立NISA枠でS&P500に投資しているのでさらにレバレッジありもとなると分散投資にならないのでS&P500はレバレッジなしで投資を続けます。
リターンでけみるとレバレッジありの方を選びたくなりますが、シャープレシオをみるとレバレッジを効かせることで投資効率が悪くなっています。
とはいえ、シャープレシオは1を越えていれば優秀なファンドと評価されるので2.85は決して悪い数値ではなく良い数値です。
ただ、NASDAQ100やNYダウに比べるとレバレッジを効かせる効果が少ないように感じました。
また、私の場合はiDeCoや積立NISA枠でS&P500に投資しているのでさらにレバレッジありもとなると分散投資にならないのでS&P500はレバレッジなしで投資を続けます。
騰落率、シャープレシオ
S&P500 | レバレッジ S&P500 | |
1週間 | -1.70% | -2.42% |
1ヶ月 | +3.86% | +7.00% |
3ヶ月 | +7.95% | +14.48% |
6ヶ月 | +17.57% | +26.11% |
1年 | +36.69% | +67.33% |
シャープレシオ1年 | 3.08 | 2.85 |
信託報酬
S&P500 | レバレッジ S&P500 | |
信託報酬(税込)/年 | 0.2475% | 0.99% |