大腿骨頸部骨折の予防と治療、転倒予防のリハビリテーション

大腿骨頸部骨折のリハビリ医療

 

 厚生労働省の調べによると、65歳以上で要支援・要介助状態になる原因として最も多いのが運動器疾患です。大腿骨頸部骨折は高齢者の代表的な運動器疾患で、年毎に増加しています。受傷機転は転倒が圧倒的に多いです。転倒予防のリハビリテーションを解説します。

 

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大腿骨頸部骨折とは

大腿骨頸部骨折のリハビリ

大腿骨頸部骨折とは、大腿骨のつけね部位の骨折です。

 

ーーーーー 詳しくは関連記事で ーーーーーーーーーーーー

大腿骨頸部骨折のリハビリテーション、理学療法
大腿骨頸部骨折のリハビリテーションの中で、理学療法を中心に解説します。元の筋力を落とさないように手術後翌日から離床して、痛みに合わせ起立・歩行練習を行います。

 

 

 

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受傷機転は転倒、転倒の原因は?

転倒

受傷機転

大腿骨頚部骨折の受傷機転は転倒が圧倒的に多いです。

転倒により大腿骨頸部が骨折しやすいのは、湾曲のため外からの力が加わりやすい点と加齢や骨粗鬆症による骨密度低下です。

 

転倒の原因

 

転倒予防

転倒の原因

  1. 加齢による筋力低下(特に体幹・下肢筋力)
  2. 加齢によるバランス能力低下

1.2.が圧倒的に多いです。ただ、以下の原因も少なくないです。

  • 足が上がらない、つま先が上がらない
  • 認知症による注意障害
  • 円背など姿勢の問題
  • 運動失調による歩行が不安定

 

 

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転倒予防のリハビリテーション

筋力低下やバランスが原因に対して

 

転倒予防のリハビリ

 

出典:厚生労働省(第2回在宅医療及び医療・介護連携に関するWC、資料3)

 

ロコトレといわれるスクワット開眼片脚立ちが効果的という報告があります。

  • 半年間の開眼片脚立ちで、転倒頻度が2/3に減少。
  • 2-3ヶ月のロコトレで、 高齢者の運動機能が改善。

 

 

その他、踵上げ運動も推奨されています。

 

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もばら百歳体操、厚生労働省も推奨するスロトレ理論で効果は絶大
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足の動きが悪く、つま先が引っかかる原因に対して

  • 足を動かす練習するときは、安定した姿勢で運動します。
  • できるだけ大きく動かします。

 

運動性のアプローチ

 

姿勢のバランスが悪いのが原因に対して

  • 姿勢が崩れないようにバランスを意識した運動をします。
  • 立位姿勢で行うのが基本ですが、立位ができない人は座位で行います。

 

姿勢が悪い

 

  • 立位が安定したら、立位でバランスを保ったまま手足を動かします。
  • 手足を動かしたときもバランスを崩さないようにするのがポイントです。

 

運動制御

 

歩き方が悪い、注意力不足が原因に対して

  • 動作を繰り返して歩き方を修正します。
  • 少し難しい課題で、適切なアドバイスが効果的です。

 

運動技能

 

このような考え方や方法でリハビリテーションを行います。

 

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大腿骨頸部骨折の術後のリハビリテーション

術後のリハビリテーションについては、以前、記事にしましたのでご覧ください。

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医療
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