大和アセットマネジメントの12月次レポートによると、FANG+の銘柄入れ替えがありMicrosoftが新規採用されTwitterが除外されました。その理由と、FANG+のパフォーマンスをS&P500と比較、レバレッジ相性をNASDAQ100と比較しました。
定期リバランスの銘柄入れ替えでマイクロソフトが採用
12月の銘柄入れ替え
2021年12月27日に報告された月次レポートによると、12月に定期リバランスによる銘柄入れ替えを実施したところ「Twitter」が除外され「Microsoft」が新規採用されました。
新規採用銘柄 | 除外銘柄 |
Microsoft |
2021年11月までのパフォーマンス
大和アセットマネジメントの12月の月次レポートによると、各銘柄の騰落率は次のようになっていた。
1年騰落率▲だったのは、「アリババ」「ツイッター」でした。
アリババは、企業の問題というよりは中国という政治リスクの影響が大きい、幾つかのレポートをみると、中国の政治リスクが今まで以上に高まり、そして持続するようなら中国企業がFANG+から除外されることも検討されているようです。
しかし、現時点では中国の政治リスクは抱えているが企業としては優れているので様子見という段階ですね。
ツイッターは1年騰落率▲だったのと、純損益が集団訴訟に伴う和解金の支払いを計上したため5四半期ぶりに最終赤字となったのが、FANG+から除外される原因となったと考えています。
「FANG+」と「S&P500」の5年チャート比較
FANGの銘柄(アップル、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)はS&P500の組み入れ比率が高いので、FANG+とS&P500のチャートの同じように推移しているのが分かる。
FANG+の方が値動きが激しいがトレンドに乗った時の上昇率が高いため長期チャートでみるとリターンが高いのが分かります。
5年チャート比較
レバナスはレバレッジの相性が最適!
FANG+とS&P500の5年チャートの比較して、FANG+の方がパフォーマン良いのが分かりました。
それは、S&P500のパフォーマンスを押し上げているのがFANG+の大企業であり、S&P500のように500企業に分散投資することで値動き幅(リスク)は軽減するがリターンも悪くなることを示唆しています。
ここでも「リターンを追求するとリスクが高くなる」「分散投資してリスクを軽減するとリターンが悪くなる」という関係が存在しています。
「レバナス」と「レバレッジFANG+」の比較
リスクとリターンの関係からいえば、、、
レバナスは100企業で構成されているため、FANG+(10企業)と比較すると分散投資となるが、下のチャートをみれば分かるがFANG+と比べてリターンが高いのが分かります。
一般的には、分散することでリスクが軽減するがリターンも悪くなるはずだが、、、、
レバナスに限っては逆にリターンが高くなっています。
驚き!NASDAQ100はレバレッジとの相性が良いのが分かります。
S&P500はレバレッジとの相性が悪い
以前の記事で紹介しましたが、S&P500はレバレッジとの相性が悪く、S&P500という優秀なインデックス投資の良さを消してしまいます。
詳しくは、下の記事を参照ください。

ということで、結論は「凡人の最強ポートフォリオ」でいいんじゃない?
ということですね!