熱海市で土石流が何度も発生した、2人の専門家の解説をまとめた

熱海市の被害番外編

平成3年7月3日午前10時ごろ、静岡県熱海市の伊豆山の逢初川沿いで土石流が複数回発生し、約80世帯が流された。今後も大雨による被害が予測されるので、2人の専門家の解説をまとめた。

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被害状況

土石流が発生したのは、熱海市伊豆山の逢初川沿いで、平成3年7月3日午前10時半ごろ、消防に近くに住む人から「土砂崩れがあった」と通報があった。

土砂は家屋を巻き込み、熱海市消防本部によると、およそ80世帯が被害を受けたもようで、20人程度が流されたとみられる。

倒壊家屋から男性1人が自力で脱出し、病院に搬送されたが、軽傷だという。

また、海上保安部によると、港で浮いていた2人が心肺停止の状態で見つかり、土石流の被害者とみられている。

避難した住民の話では、第一波がどーんとものすごい音で流れてきて、その後も4回か5回くらい15分間隔くらいで土石流が流れてきた。

 

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防災システム研究所の山村武彦所長の解説

 

土石流というのは大量の雨によって起こることが多く、周りの土砂や樹木などを引き寄せて流れてくる。

流れは非常に速く、時速20〜40kmくらいで下り非常に破壊力があるため非常に危険な災害である。

避難指示がでたらいち早く避難することが大事です。

熱海は火山堆積物が多く、そういったものが流されてきた可能性がある。

また東側は斜面が多く、斜面と地質と雨という条件が重なって起きたしまった。

静岡・熱海市土砂災害ハザードマップで見ても土砂災害の特別警戒区域です。

こういった場所は、他にも複数あります。

斜面に渓流があるところは、今後も特に注意が必要です。

土砂災害が起きたところの周辺は、地盤が不安定になっているので危険ですし、今後も大雨が続くようでしたらどこの斜面でも起こりやすいので注意が必要です。

避難情報に注意して、早め早めの避難が大事だと思います。

 

 

静岡大学の土屋智名誉教授の解説

 

地形はお椀状の集水地形で雨が集まりやすく土砂災害が起きやすい。

土石流危険渓流として国・県では指定していた。

映像だけで判断するのは、正確性に欠けますが秒速10m程度、時速40〜50kmぐらい。

走って逃げるでは間に合わない、もし逃げるとしたら横に逃げる。

泥流タイプであり、火山地帯で多く見られる。

泥流タイプは地形に沿って流れる、つまり地形の低いところに流れ溢れたら周りにも

津波のように何回も起きている、特に周辺では今後も注意が必要と解説