厚生労働省のホームページ(11月27日)に掲載された最新情報です。
新型コロナウイルス感染症に関する現在の状況とこれまでに得られた科学的知見を紹介します。
新型コロナウイルス感染症の発生をさらに抑えるためには、1人ひとりが最新の知識を身につけて正しく対策を行うことが何より重要と言われています。
少しでも多くの方が最新の知識を身に付ける一助になれればと記事にしました。
どれくらいの人が新型コロナウイルス感染症と診断されたか?
日本では、これまでに約174,299人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の約0.1%に相当します。
出典:厚生労働省公表資料
出典厚生労働省公表資料
重症化する人や死亡する人はどれくらい?
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異 なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にあります。
重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下しています。
6月以降に診断された人の中では、
・重症化する人の割合は 約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)
・死亡する人の割合は 約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)
重症化しやすいのはどんな人?
新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち重症化しやすいのは、高齢者と基礎疾患のある方です。
重症化のリスクとなる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心 血管疾患、肥満があります。
また、妊婦や喫煙歴なども、重症化しやすいかは明らかでないものの、注意が必要とされています。
出典:京都大学西浦教授提供データ及び新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第3版に基づき厚生労働省が作成
海外と比べて感染症と診断された人の数は?
日本の人口当たりの感染者数、死者数は、全世界の平均や主要国と比べて低い水準で推移しています。
出典:Our World in Data(2020年11月17日に利用)
グラフは拡大しましたが見にくくてすみません。
Japanは2つのグラフとも下から2番目のピンク色のラインです。