新型コロナウイルス感染症に対する検査・治療、厚生労働省の科学的知見

新型コロナワクチン医療

 

厚生労働省のホームページ(11月27日)に掲載された最新情報です。

新型コロナウイルス感染症に関する現在の状況とこれまでに得られた科学的知見を紹介します。

新型コロナウイルス感染症の発生をさらに抑えるためには、1人ひとりが最新の知識を身につけて正しく対策を行うことが何より重要と言われています。

少しでも多くの方が最新の知識を身に付ける一助になれればと記事にしました。

ただ、ワクチンの情報は日々変わっています(ちょっと古い情報となっています)。

ワクチンの最新情報は、テレビニュースで報道されることが多いです。

 

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新型コロナウイルス感染症を診断するための検査にはどのようなものがありますか

 

新型コロナウイルス感染症を診断するための検査には、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査等があり、 いずれも被検者の体内にウイルスが存在し、ウイルスに感染しているかを調べるための検査です。

新たな検査手法の開発により、検査の種類や症状に応じて、鼻咽頭ぬぐい液だけでなく、唾液や鼻腔ぬぐい液 を使うことも可能になっています。

なお、抗体検査は、過去に新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるかを調べるものであるため、検査を受 ける時点で感染しているかを調べる目的に使うことはできません。

 

PCR検査

PCR検査方法

出典:厚生労働省ホームページ

 

 

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新型コロナウイルス感染症はどのようにして治療するのですか。

 

軽症の場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行います。

呼吸不全を伴う場合には、酸素投与やステロイド薬(炎症を抑える薬)・抗ウイルス薬※1の投与を行い、改 善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがあります※2。

こうした治療法の確立もあり、新型コロナウイルス感染症で入院した方が死亡する割合は低くなっています。

発熱や咳などの症状が出たら、まずは身近な医療機関に相談してください。

※1 新型コロナウイルス感染症の治療として承認を受けている抗ウイルス薬として、国内ではレムデシビルがあります。(11月27日時点)

※2 集中治療を必要とする方または死亡する方の割合は、約1.6%(50歳代以下で0.3%、60代以上で8.5%)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第3版より抜粋・一部改変

 

入院した症例に対する薬物治療の状況と死亡する割合

 

○6月以降に入院した症例では、6月以前に入院した症例と比べて以下の傾向にある。

・ 特に入院時に重症であった症例において、新型コロナウイルス感染症に適応のあるレムデシビルやステロイド薬の投与割合が増加。

・ 入院時軽症/中等症例・重症例ともに、いずれの年代においても入院後に死亡する割合が低下。

 

入院時軽症

 

入院時重症例出典:厚生労働省ホームページ

 

 

新型コロナウイルスのワクチンはありますか。いつから打てるようになりますか。

 

○新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの開発状況について

 

現在、新型コロナウイルス感染症のワクチンについては、早期の実用化を目指し、国内・海外で多数の研究 開発が精力的に行われています。

通常より早いペースで開発が進められており、既に、臨床試験が進められ ています。

 

ワクチンの有効性について

 

一般的に、ワクチンには感染症の発症や重症化を予防する効果があります。

新型コロナウイルス感染症のワクチンは開発中の段階であり、有効性や安全性に関する臨床試験の結果 の詳細については、今後、更なる情報が明らかになるのを待つ必要があります。

※これまで、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社は、第3相試験で、開発中のワクチンを投与した人の方が、投与して いない人よりも、新型コロナウイルス感染症に発症した人が少なかったとの中間結果が得られたと発表しています。

 

ワクチンの安全性について

 

一般的にワクチン接種には、副反応による健康被害が極めて稀ではあるものの、不可避的に発生します。

現在、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンの副反応については臨床試験等でどのようなものが起 こりうるか確認されているところです。

日本への供給を計画している海外のワクチン※では、ワクチン接種後に、ワクチン接種と因果関係がないも のも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の有害事象がみられたことが報告されています。

※ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社、ノババックス社が開発中のワクチン

 

ワクチンの情報は最新は古い

 

現在、日本に供給される予定になっているモデルナ社やファイザー社のワクチンはイギリス、アメリカで臨床試験が終わり承認されている。

イギリスではワクチン接種は始まっている(高齢者で合併症のある方や施設職員が優先)、アメリカでも承認され来週からワクチン接種が始まる予定となっています。

日本に供給されるのは来年1月〜6月になる見込みとなっています。

⬇︎ ワクチンに関してまとめた記事がありますので参考にしてください。

新型コロナウイルスのワクチンの有効性や安全性について
新型コロナウイルスのワクチンの有効性や安全性について、日本に供給されるモデルナとファイザーの治験の対象数の違い、有効性の違い、供給数の違いをまとめました。