新型コロナウイルス感染症、COVID-19、症状、経過と治療

コロナウイルス医療

5月26日、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5版」を公開した。国内発生状況、症状、典型的な経過、治療について要約した。

 

 

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国内の発生状況

国内の発生動向

2021年5月17日現在、国内のCOVID-19の感染者は683,175例、死亡者は11,508名と報告されている。また入院治療等を要する者は73,388名、退院または療養解除となった者は595,177名 と報告されている。

年齢階級別死亡数は、80代以上が最も多く6,408名となっている。

陽性者数

 

出典:厚生労働省、新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5班)

 

致死率

出典:厚生労働省、新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5班)

 

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症状

COVI-19の潜伏期は14日以内であり、病原体に暴露されてから5日前後で発症することが多い。

無症状のまま経過する者の割合は30%前後と推定されている。

有症状者では、発熱、呼吸器症状(せき、咽頭痛)、頭痛、倦怠感などインフルエンザ様症状が見られることが多い。

インフルエンザや感冒に似た症状だが、嗅覚・味覚障害があればCOVID-19の蓋然性が高い。

 

症状

出典:厚生労働省、新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5班)

 

 

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典型的な経過

発症から1週間程度で回復する患者(軽症〜中等度Ⅰ)が多い80%

発症から1週間程度で酸素投与が必要となる患者(中等度Ⅱ)20%

発症から10日目以降に集中治療室で治療が必要となる患者(重症)5%

日本における入院患者2,638例の解析によると、患者年齢の中央値は56歳

入院までの中央値は7日

入院日数の中央値は15日、死亡率7.5%

酸素投与を要した者30%、人工呼吸器を要した者9%であった。

 

経過

出典:厚生労働省、新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5班)

 

 

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重症度分類

重症度の分類と特徴

軽症:咳のみで呼吸症状なし

中等度Ⅰ:呼吸困難、肺炎初見

中等度Ⅱ:酸素投与が必要

重症:人工呼吸器が必要

 

治療法

軽症

  • 特別な治療を行わなくても経過観察のみで自然に軽快することが多い
  • 内服による解熱薬や鎮咳薬などの対症療法は必要な時にのみ行う

 

中等度Ⅰ  呼吸不全なし

  • 安静にし、十分な栄養摂取が重要である。また、脱水に注意し水分を過不足なく摂取するように留意する
  • 喫煙者は禁煙が重要である
  • 発熱、呼吸器症状や基礎疾患に対する対称療法を行う
  • レムデシビルの投与が考慮される

 

中等度Ⅱ 呼吸不全あり

  • 呼吸不全のため酸素投与が必要となる
  • ステロイド薬の早期使用やレムデシビルの使用も考慮する
  • 血栓塞栓症の合併に注意し、抗凝固薬も考慮する

 

重症

  • ステロイド薬、レムデシビル、抗凝固薬の使用
  • 酸素療法、人工呼吸器を使用

治療法

出典:厚生労働省、新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第5班)

 

医療
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