テクニカル分析を好んでいる投資家は、トレンド分析やオシレーター分析だけでなくチャートパターンを見て「買い」「売り」のタイミングを判断している。
トレンド転換の十字線
こちらは、CFD取引のNYダウ5月28日のチャートです。
一般的に上昇や下降などのトレンド転換のサインとして知られている十字線について解説します。
十
上昇トレンドに乗り利益が出ているときに「十」がでてくるとヤバイトレンドが変わるかもと思いがっかりしたり、下がっていて損しているときに「十」が出てくると上がるかもと嬉しくなるトレンド転換時に多く出現する十字線ですが、、、
十字線は、買いと売りの拮抗している状態です。
チャートに心理があるとすると、読み取れるのは迷いです。
上昇トレンドだけど、そろそろ調整して下がろうかなぁ?
下降トレンドだけど、そろそろ上がろうかなぁ?
もちろん、チャートは1人の心理を反映するのではなく、投資に参加している大勢の買いと売りの結果グラフになっているのでチャートに心理はないと思いますが、転換時のサインとしては高確率に出現してきます。
「十」が出てきたらトレンド転換するかも?
と短期トレードしている方は「買い」や「売り」の準備をすると良いと思います。
出典:nikkei225jp
「サポートライン」と「レジスタンスライン」
チャートパターンは、サポートラインとレジスタンスラインによって形になります。
「サポートライン」とは、安値と安値を結んだ線で下値支持線とも呼びます。
「レジスタンスライン」とは、高値と高値を結んだ線で上値抵抗線とも呼びます。
出典:OANDA Techinical Analysis
「買い」「売り」?、ラインを超えた方向に伸びるパターン
ペナント型
急激な上昇・下降の後に出現することが多い。
サポートラインとレジスタンスラインの間隔が狭くなる。
どちらかのラインを突破すると突破した方向に強く抜ける。
トレンドの継続の可能性が強い。
出典:OANDA Techinical Analysis
フラッグ型
フラッグは旗を意味します。
サポートラインとレジスタンスラインの間でレンジのような動きをする。
ラインを突破した方向に強く抜ける。
出典:OANDA Techinical Analysis
長方形
レジスタンスラインとサポートラインが平行
レンジを上下して、ラインを超えた方向へ伸びる
出典:OANDA Techinical Analysis
「買い」のチャートパターン
ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム、スパイクボトム
相場の下降圏で出現します。
3つの山があり、真ん中の山が一番低い。
スパイクボトムはV字の形をつくる
ネックラインを超えると反転する兆し。
出典:OANDA Techinical Analysis
出典:超!初心者の為の優しい投資入門
トリプルボトム
それまでの方向性から反転するパターン。
ネックラインを超えると反転する兆し。
どの程度まで反転するかは、ネックラインから山の幅の分伸びると言われています。
出典:OANDA Techinical Analysis
ダブルボトム
それまでの方向性から反転するパターン。
ネックラインを超えると反転する兆し。
どの程度まで反転するかは、ネックラインから山の幅の分伸びると言われています。
出典:OANDA Techinical Analysis
上昇三角形
上昇トレンド中に出現
レジスタンスラインは水平
サポートラインは右肩あがり
レジスタンスラインを上抜いたら買いのタイミング
出典:OANDA Techinical Analysis
下降ウェッジ
下降圏で出現する
サポートラインとレジスタンスラインが徐々に右肩下がり
売りの圧力は強いが、安値がゆっくり更新している状態。
そのため売りの圧力が弱いとみて、買い注文が殺到して反転すると言われている。
出典:OANDA Techinical Analysis
ソーサーボトム・ラインボトム
下降圏で出現したらトレンド転換の兆し
ソーサーはお皿を意味する
ネックラインを超えると買いのタイミング
ソーサーボトムは左右が曲がっているが、ラインは水平
出典:超!初心者の為の優しい投資入門
「売り」のチャートパターン
ヘッド・アンド・ショルダー・トップ、スパイクトップ
上昇トレンドから下降トレンド転換の兆し
ダブルトップやトリプルトップに比べ出現率は低いが信憑性は高いと言われている。
3つの山があり、真ん中の山が一番高い。
スパイクトップは逆V字のパターンを形成する
ネックラインを超えると反転する兆し
出典:OANDA Techinical Analysis
出典:超!初心者の為の優しい投資入門
トリプルトップ
それまでの方向性から反転するパターン。
ネックラインを超えると反転する兆し。
どの程度まで反転するかは、ネックラインから山の幅の分伸びると言われています。
出典:OANDA Techinical Analysis
ダブルトップ
それまでの方向性から反転するパターン。
ネックラインを超えると反転する兆し。
どの程度まで反転するかは、ネックラインから山の幅の分伸びると言われています。
出典:OANDA Techinical Analysis
下降三角形
サポートラインは水平で、レジスタンスラインが下降している。
下降トレンドに出現
トレンドの継続パターンの兆し
出典:OANDA Techinical Analysis
上昇ウェッジ
サポートラインとレジスタンスラインが右肩上がり
上昇トレンドで上昇ウェッジが出現した時は、そのうち買いの勢いが無くなりトレンド転換で下落する。
下降トレンドで上昇ウェッジが出現した時は、トレンド転換で上昇する。
出典:超!初心者の為の優しい投資入門
ソーサートップ・ライントップ
上昇圏で出現したらトレンド転換の兆し
ネックラインを超えたら売りのタイミング
ソーサーは左右が皿のように曲がっているが、ライントップは水平なトップ
出典:超!初心者の為の優しい投資入門