ローソク足は、チャート構成する棒グラフで、始値、高値、安値、終値の値動きを設定した時間単位で表示したものです。
日本で考案され、ローソクに似た形からその名が付けられています。
ローソク足
何が分かるの?
設定した期間(1分、5分、10分、30分、60分、日、週、月など)の大まかな値動きがローソクの形で一目瞭然に分かる。
ローソク足を見ると取引が、いくらで始まり(始値)、高値、安値はいくらを記録したのか、いくらで取引が終わったのか(終値)が分かります。
ローソク足の種類(陽線、陰線)
ローソク足の種類は「陽線」「陰線」の2種類あります。
簡単に言うと、赤いローソクは株価上昇、青いローソクは株価下落を表しています。
※陽線と陰線の色は、陽線が赤、陰線が青と決まっていません。アプリや証券会社によって違います。自分で色を設定できる場合もあります。
●『陽線』(ようせん)
始値より終値の方が高い場合
●『陰線』(いんせん)
始値より終値の方が安い場合
出典:個人投資家向け 株価情報NAVI stockweather
ローソク足が表している値
●『始値』(はじめね)
最初に取引された価格
●『終値』(おわりね)
最後に取引された価格
●『高値』(たかね)
最も高く取引された価格
●『安値』(やすね)
最も安く取引された価格
ローソク足の設定できる期間
ローソク足の1本のローソク足が表す期間は設定できることが多いです。
【設定できる期間】
●『分足』(ふんあし)
1分(その他選択した時間)の動きを示す
※1分足、3分足、5分足、10分、15分、30分、60分など選択できます
●『日足』(ひあし)
1日の株価の動きを示す
※1日で1本のローソク
●『週足』(しゅうあし)
週単位の株価の動きを示す
※1週間で1本のローソク
●『月足』(つきあし)
月単位の株価の動きを示す
※1ヶ月で1本のローソク
●『年足』(ねんあし)
年単位の株価の動きを示す
※1年で1本のローソク
ローソク足で分析するポイント
出典:個人投資家向け 株価情報NAVI stockweather
ローソク足の色に注目
- 陽線か陰線か
ローソク足の色の連続に注目
- 陽線が3連続となれば上昇トレンドになります
- 陰線が3連続となれば下降トレンドになります
- 陽線と陰線が交互に表れる時は、相場が拮抗して横トレンドになります
ローソク足の長さに注目
- ローソク足の長さに注目、長い陽線は「買い」の勢いが強い、長い陰線は「売り」の勢いが強い。
- 短いローソク足は「買い」と「売り」が拮抗している
ひげの長さに注目
- ひげの長さに注目、上ひげが長いと「売り」圧力が強くなっている
- 下ひげが長いと「買い」の圧力が強くなっていると予想します
トレンド転換のサインに注目
- 十字線(十)は、トレンドの転換のサインとして有名です
- ローソク足は、トレンドの転換付近では短くなってきます