ブルンストロームステージは脳卒中の運動麻痺の回復を表す評価

脳卒中のリハビリ医療

こんにちは

医療・介護・福祉の現場で脳卒中による運動麻痺の評価に使われている「ブルンストロームステージ」について紹介します。

ブルンストロームステージ:Brunnstrom Stageは、ブルンストロームテストと呼んでいたり、または、略してステージということがあります。

患者は、リハビリのスタッフからステージが3から4になりました良かったですね!といわれても分からないですね!

私も学生のときに初めて「ブルンストロームステージ」を聞いたときは理解できなかったです。

知識として覚えただけでなく理解できるようになったのは、入院から退院まで脳卒中の患者を担当してからです。

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目的

脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)とは、脳の血管がつまったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。

脳卒中を発症すると、障害を受けた脳が司っていた身体機能や言語機能が失われたりします。

運動麻痺はしだいに回復期に入り、少しずつ回復していきます。

 

目的は、

1.ブルンストロームステージ評価することで、運動麻痺が回復段階のどの段階なのか分かる。

2.運動麻痺の状態を数値化することにより、治療効果の判定ができる。

 

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概要

ステージ1:随意運動なし(全く動かない状態)

弛緩(筋の緊張がなく張りがない)状態で全く動かすことができない。

ステージ2:わずかな随意運動

はっきりと動かすことはできないが、動かそうとするとわずかに動かせる状態。

ステージ3:共同運動またはその要素を随意的に動かすことができる

はっきりと動かすことができるが、正常とは違う形でパターン化している。

筋の緊張が高い状態。

ステージ4:共同運動から少しずつ分離した運動ができる

動かすときに肩・肘・手がパターン化していた動きから、少しずつ分離(個別)して動かせるようになる。

ステージ5:共同運動から分離した運動ができる

まだ、筋の緊張が高いのがわずかに残っている。また、時間かかりスムーズでは無いが分離した動きができるようになる。

ステージ6:ほとんど正常

スピードや細かな動きの正確性は、まだ正常と比べるとやや劣るが、動きはほぼ正常である。

 

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上肢

ステージ1全く動かせない
ステージ2わずかに動かせるようになった状態
ステージ3パターン化した動きであるが、はっきり動かすことができる。

筋の緊張が高い状態。

ステージ4パターン化した動きから分離した動きができるようになる

・手を腰の後ろに回す

・肘を伸ばしながら腕を前に上げる(肩の高さ)

・肘を直角(90度)に曲げた状態で手を内・外側に回せる。

ステージ5パターン化した動きから分離して、筋の緊張が正常化している

・腕を広げて(横に上げる)肩の高さまで上げる

・腕を頭の上まで上げる

・肘を伸ばして、前方へ上げ(肩の高さ)手を内・外側に回せる。

ステージ6ほぼ正常の動きができる。

スピードと細かな動きが少し劣る程度

 

 

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手指

ステージ1全く動かない
ステージ2わずかに手の指を動かすことができる
ステージ3手指を曲げることができるが、伸ばすことができない
ステージ4少しずつ、手指を伸ばすことができるようになる

横つまみができるようになる

ステージ5ゆっくりで正確ではないが、指を伸ばせるようになる

対立つまみ、筒握りができるようになる

ステージ6正常と比べるとやや劣るが、全ての手指の動きができるようになる

下肢

ステージ1全く動かない
ステージ2わずかに動かせるようになる
ステージ3はっきりと動かすことができるが、動きはパターン化している

筋の緊張が高い

ステージ4パターン化した動きから少しずつ分離した動きができる

・座位で膝を伸展(伸ばす)ことができる

・座位で足底を床に着けたまま、足を後へ滑らすことができる

・座位で踵を床に着けたまま、つま先を上げることができる

ステージ5筋の緊張が正常化してくる、さらにパターン化した動きから分離した動きができるようになる

・立位で股関節を後ろに曲げながら膝を曲げることができる

・立位で足を前に出し踵を床につけたまま、つま先を上げることができる

・座位で股関節を内側に回すことができる

ステージ6正常と比べるとスビード・正確性が少し劣るが、動きはできる

・立位で足を横に上げることができる

・立位で足踏みができる

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

医療
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