基本動作の見方、動作自立の判断基準を説明します。

基本動作医療

こんにちは、

基本動作について説明します。

基本動作は、リハビリの現場では日常的に使われている言葉です。

が、一般の人には「基本動作が、、、、」と言われても分からないと思います。

できるだけ分かりやすくまとめましたので、ぜひ読んでください。

 

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基本動作とは

基本動作とは、寝返り、起き上がり、立ち上がり、移乗、歩行のことを言います。

なんで基本という言葉が使われたのか?

それは、日常生活動作(食事・排泄・更衣・整容・入浴)の基本となる動作という意味です。

寝ている状態からスタートして、日常生活動作を行うときは必ず基本動作を行います。

基本動作とは、日常生活動作の基本となる動作と覚えて大丈夫です。

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基本動作の分類

基本動作を分類することに意味はありませんが、分類するなら↓のようになります。

起居動作

寝返り、起き上がり、座位、立ち上がり、立位動作

移乗動作

便器、車椅子、椅子への移乗動作

移動動作

歩行、車椅子移動動作

 

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基本動作の見方、ポイント2つ

基本動作を見る上で大事なのは、

1.まずは自立・介助です。

2.次はどこまでができて、何ができないかを区別することです。

例えば↓の女性の場合

移動動作:車椅子移動は自立

車椅子移動

例えば↓の男性の場合

杖歩行移動は、介助(見守り)です。

できる動作は、杖歩行が自力でできる。

できない動作は、杖歩行の動揺があり、転倒の危険性があるため見守りが必要です。

杖歩行

と表現します。

 

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基本動作を自立にする判断基準、ポイント3要素

その患者を自立にしていいのか判断するのは非常に難しいです。

スタッフの経験も必要です。

また、患者の認知レベルや性格(無理をする人なのか?)も考慮しなくてはいけません。

今回は、患者の認知レベルや性格に問題がないという前提で話しを進めます。

自立するかの判断には、ポイントが3つあります。

安全性

1番大切な要素です。安全性とは何か?それは、転倒の危険性があるかどうかです。

Q転倒の危険性の判断基準は?

例えば、筋力や関節の可動域の程度によって転倒の危険性を判断するというのは、研究発表レベルで簡便な指標はありません。

しかし、現場では動作自立を判断していかないといけません。

私の現場ではという限定ですが、このように判断しています。

参考にしてください。

現場で行っている2段階の判断
1.失敗率ゼロ(0)

数日に分けて10回テストを行い、1回も転倒ゼロ(もちろん転倒前には介助します)

2.看護職と相談

リハビリ場面と日常生活場面では違う行動をする人がいます。リハビリスタッフが1日中1人の患者を観察することはできないので、寝起きや夜間トイレに起きる回数、そのときの状態など全てを理解するのは困難です。

1日の行動観察という視点で看護職に相談します。

例えば、↓のように他職種と相談します。

リハビリ
リハビリ

リハビリでは自立できると判断しますが

日常生活の問題行動、夜間・早朝の行動などを含め

自立にしても大丈夫ですか?

看護
看護

はい、この人はしっかりしているので

問題行動なく大丈夫ですよ!

フォーム(外見)

動作を行う際の動かし方です。

例えば、歩行の自立を判断する際に10回のうち失敗は0回であってもつま先が引っかかる場合は、平地では問題ないかも知れませんがちょっとした段差で転倒する可能性があります。

動作を分析して問題がないか判断します。

さらに、動作の分析には2つの姿勢反応を見ることも重要です。

1.平衡反応

静的(座位や立位)で安定してバランスを保てるか?

静的バランスが不良な人が動くともっと不安定になります。

また、

⭐️チェックポイント⭐️
・座位ではバランスを崩した時に、転倒しないように手を着けるか?・立位では、バランスを崩した時に、転倒しないように足をステップできるか?

 

2.立ち直り反応

立ち直り反応は、バランスを崩した時に、自分で立ち直ることができる反応です。

例えば、前方に崩れたときは、頭を後ろの方に動かして背筋を使いバランスをとる反応で無意識下で起こります。

転倒する時は一瞬です、「前に崩れてきたよー」「頭を上げてー」では転倒します。

⭐️チェックポイント⭐️

転倒しそうな時に無意識下で、頭や体幹に立ち直りする反応がでているか?

 

立ち直り反応を確認できない時は自立と判断できません。

スピード(時間)

安全であり、動作(フォーム・パフォーマンス)に問題がなくても日常生活動作において自立するためには耐久時間やスピードもチェックしましょう。

例えば

その①食事であれば、座位保持の耐久時間が必要

その②トイレでの移動であれば、移動するスピードが必要

その③横断歩道を歩くのであれば、歩行スピードが必要(青信号の基準1m1秒)

⭐️チェックポイント⭐️

その動作に必要な時間やスピードで行うことができるか?

 

トイレに行く時に、歩行器歩行なら間に合うが杖歩行であれば間に合わなくて漏れてしまうのであれば、たとえ杖歩行が安全でフォームが問題なくても自立になりません。

大切なのは動作のレベルを上げることでなく、トイレを自立することです。

そのような時は、トイレ移動は今まで通り歩行器歩行で行い、急ぐ必要のない移動の時は杖歩行という併用型が良いと思います。

以上、基本動作について説明しました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

医療
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